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「ちはやと覚える百人一首 『ちはやふる』公式和歌ガイドブック」──techな人にお勧めする「意外」な一冊(14)

この記事のAI要約
Target この記事の主なターゲット
  • 百人一首に興味がある人
  • 『ちはやふる』ファン
  • 和歌や日本の伝統文学を学びたい人
  • 漫画やアニメから文化に興味を持つ人
  • 自己啓発や趣味で新しいことに挑戦したい技術者
Point この記事を読んで得られる知識

「ちはやと覚える百人一首」は、『ちはやふる』というコミックのヒロインであるちはやが、競技かるたに触れ、その魅力に引き込まれていく過程を通して、小倉百人一首の和歌を学べる公式ガイドブックである。この本では、従来とは異なる和歌の解説順序を用いており、特に『忍ぶ恋』を題材にした歌から始まる配置がユニークである。これは、一般的な百人一首の解説が秋の歌から始めるスタイルとは異なり、新鮮なアプローチとして捉えられている。さらに、コミックやアニメのキャラクターが歌に対する解説や意訳を行うため、彼らの性格やストーリーに合った視点から学ぶことができる点が魅力である。光成 滋生氏の個人的な経験から、百人一首の歴史的配置が時代順である事実など、和歌に関する新たな知識も提供されているため、和歌に不慣れな読者でも楽しめる内容となっている。読者は、年末年始の時期を利用してネットから離れ、この一冊を手に取ることで、百人一首やその背景に親しみを持つことができる。

Text AI要約の元文章

tech

「ちはやと覚える百人一首 『ちはやふる』公式和歌ガイドブック」──techな人にお勧めする「意外」な一冊(14)

tech@サイボウズ式のアドベントカレンダー企画、techな人にお勧めする「意外」な一冊の14日目。サイボウズ・ラボ光成 滋生さんのお勧めは「ちはやと覚える百人一首──『ちはやふる』公式和歌ガイドブック」(著:あんの秀子、絵:末次 由紀、講談社)です。(編集部)

文:光成 滋生

ちはやと覚える百人一首
「ちはやふる」公式和歌ガイドブック
著者:あんの秀子
絵:末次由紀
出版社:講談社
ISBN:978-4-06-364879-9
定価:1143円(税抜き)
発売日:2011年11月11日
判型: 208mm × 150mm
ページ数:228ページ

「ちはやふる」というコミックがあります。「ちはや」はそのコミックのヒロインです。ちはやは小学生だったとき競技かるたの上手な友達と初めて対戦し、その面白さに目覚めてクイーンを目指します。

テレビで始まったアニメをなにげなく見ていたら、ストーリーが面白く、競技中のアニメーションも見事で引き込まれてしまいました。

この本ではそのコミックやアニメに出てくるキャラクターたちが小倉百人一首の各歌について掛け合いをしたり、意訳をしたりしながら解説してくれます。

私は本屋で表紙を見かけて、ジャケ買いをしてしまいました。ぶっちゃけキャラクター本なのですがかなり成功していると思います。

普通、百人一首の解説は「秋の田の~」から始まるのが定番です。しかし、この本では従来の順序ではなく恋の歌、特に「忍ぶ恋」から始めています。順序に強いこだわりが見られます。それだけでも他の本とは雰囲気が違います。いつも聞いているCDをランダム再生すると新鮮な感じを受けるようなものです。順序に著者の意図が入っているのでベストアルバムの方が適切でしょうか。って、私だけかもしれませんが。

それぞれのキャラクターによる意訳もその性格やストーリーに合うようになされています。素朴な疑問に対する回答や、蘊蓄のコーナーも素人の私にはなるほどなあと感心しながら楽しめました。

たとえば本来の歌の並びが、いろはでもないし、何か規則があるのかと思っていたのですが、実は時代順だったというのも、この本で初めて知りました。

私自身の経験を言うと、小学生のときは坊主めくりぐらいしかしたことがなく、高校の冬休みに丸暗記せよという宿題が出て、そのとき律儀にも百首、丸暗記したぐらいです(実は丸暗記は嫌いではなかったりして、国語の教科書に出てくる奥の細道や枕草子や漢詩などは片っ端から覚えてました)。

さすがに、今ではせいぜい数十首ぐらいしか覚えていないと思いますが、いくつかお気に入りの歌はあります。それらがどう訳されているのかを見るのは楽しいものです。

もうすぐお正月ですし、百人一首か「ちはやふる」に興味がある方も、またそうではない方も、ネットから離れてぜひ一度ごらんになってはいかがでしょうか。(了)

光成 滋生さんのプロフィール:
サイボウズ・ラボでインフラ、検索、暗号系の研究開発に携わる。自作アセンブラ「Xbyak」によるペアリング暗号の高速な実装研究が趣味。「数論アルゴリズムとその応用」研究部会(JANT)スタッフ。C++WG小委員会エキスパート。


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