いつ掃除するのか。今で……──コデラ総研 家庭部(12)
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Target この記事の主なターゲット
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- 主婦や主夫など家庭内での家事を担当している人々
- 忙しい社会人で家事に効率を求める人々
- 掃除のタイミングや方法に悩んでいる人々
- 子育て中で家事のやり方に工夫が必要な親
- 家庭内の掃除道具や方法に興味がある人々
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Point この記事を読んで得られる知識
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この記事では、掃除を行うタイミングや方法についての考察が述べられています。著者の小寺信良氏は、掃除には明確な物理的限界がないため、汚れやゴミを認知したときに即座に掃除するルールを自分に課していると述べています。このルールにより、生活の中で自然に掃除を取り入れることができ、効率を上げているとのことです。掃除は思考をあまり必要としない作業であるため、他のことを考えながら行うことが可能であり、そうすることで新しい考えが浮かぶこともあるとしています。また、目に見えているのに認知しないということが人間にとって普通であり、認知した範囲で行う掃除であれば無理なく続けられると説明しています。さらに、効果的な掃除道具としてダスキンモップやダストクリーナーの使用を紹介し、家庭内でどこが頻繁に汚れるのかを理解することも重要であると強調しています。掃除道具を使い捨て感覚で活用することで、掃除の負担を軽減し、効率を追求している姿勢が描かれています。
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Text AI要約の元文章
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tech
いつ掃除するのか。今で……──コデラ総研 家庭部(12)
テクニカルライター/コラムニストの小寺信良さんによる「techな人が家事、子育てをすると」というテーマの連載(隔週木曜日)の第12回目。今回のお題は「いつ掃除するのか。今で……」。
本連載では、読者の皆さんからの、ご意見、ご質問、とりあげてほしいトピックなどを、広く募集しています。編集部、または担当編集の風穴まで、お気軽にお寄せください。(編集部)
文・写真:小寺 信良
大半の家事というのは、そろそろやらないと、という限界があるものである。料理は腹が減ったらやらねばならないし、洗濯は着るものが尽きたらやらねばならないし、皿洗いはシンクが洗い物でいっぱいになったらやらねばならない。
しかし掃除というのは、案外物理限界がないのではないか。時々「ゴミ屋敷」なるものがマスコミを賑わしたりする。ああいう現象を見るに、掃除というのは物理的なリミットがなく、結局は本人がどれぐらい我慢できるかの問題なのではないかと思ったりする。
そうはいっても、まさかゴミ屋敷をリファレンスにするわけにもいかないので、なんとかもっと前向きに考える必要があるわけである。人間、「掃除する」というスイッチが入るためには、なんらかのトリガーが必要なのだ。
掃除の時間を決めるというやり方も、一つの方法だ。学校の掃除の時間などはまさにこれで、掃除スイッチを強制的にONにするわけである。だがそんなに汚れてもいないところを、時間が来たからといって磨いたりするのは、家事としては無駄である。
僕も以前、午前中は家事をやると決めて掃除や洗濯にいそしんでいたが、やめてしまった。そもそもそんなに毎日毎日同じスケジュールでは動けないし、できなかったときの罪悪感がストレスとなって貯まっていくからである。
では、掃除はいつやるのか。それは、「ゴミやホコリを認知したとき」である。まあ大抵の人はそうかもしれないが、僕の場合は、「認知したら今すぐやらなければならない」というルールを決めている。よく子供の頃、道を歩くときに「白いとこ以外歩いたらマグマに落ちる」みたいな勝手ルールを作って遊んでいたが、ああいう感じの本気勝負なのである。
だから、いろんな途中に掃除が割り込んでくる事になる。料理中にキッチンの床にこぼれたネコのカリカリが気になったら掃除だし、出かける前に玄関のタタキに砂が貯まっていたら掃除である。
さらに仕事中コーヒーが飲みたくなって部屋を出たらふと気がついたホコリ、みたいな状況でも、掃除に移行しなければならない。だが案外掃除しているうちに、いい考えを思いついたりする。そもそも掃除などはそれほど頭を使わないので、考え事しながらでもできる作業なのだ。
そんなことやってると、次から次にゴミが見つかっていつまでも掃除が終わらないのではないか、という懸念もあるだろう。これは女性に言ってもなかなか信じて貰えないのだが、男は目に見ているものと、認知しているものは違う生き物なのである。つまり目に見えていても、わかってないということが平気でありうる。だから冷蔵庫の中を突然整理されると、目の前にあるバターが探せなかったりするのだ。
掃除もこれと同じで、ここにゴミがあるネ、と認知することと、ゴミが見えていることとは違う。従って、認知した範囲で掃除が終わるのである。
掃き掃除を基本に
こういうルールがシンドイかというと、実は大してシンドクないのである。そりゃ時間がないときに汚れを発見すると大変は大変だが、これを繰り返していくと、目に付くところのゴミはあらかたなくなってしまうので、掃除頻度が下がってくる。
この状況になってくると、だいたい家の中でどこが頻繁に汚れるのかがわかってくる。うちの場合、ダイニングのフロアは子供の食べこぼし(主にお菓子の包み紙)で最低でも3日に1度はゴソッと全体を掃除する必要がある。
意外に一番ホコリがふきだまるのが、2階に上がる階段であった。ここはネコの大好きポイントで、スーパーボールを咥えて登っては落とし、それを追いかけるという遊びを夜中にやってるので、ネコの抜け毛が階段の各段に丸まった状態でふわふわしている。これもだいたい3日に1回の頻度で掃除しなければならない。
階段の掃除は、現在のロボディクス技術では太刀打ちできない部分だ。いわゆる「ルンバ」的なものでは掃除ができないため、人力で行なうしかないのである。
そして休日にはエイヤッと思い切って、こっちから攻めていく。つまり敢えてホコリを見つけに行くのだ。ソファやベッドをどかし、その下を掃除する。パイプハンガーの下なども、案外見えていながら掃除がしにくいポイントだ。こういうところも、ロボディクスでは難しい。
我が家は室内の大部分がフローリングで、和室は1部屋しかないので、比較的掃除がしやすいほうだろう。普段から掃除機はあまり使わず、機動性の高いダスキンモップ「スタイルフロア ララ」での掃き掃除がメインだ。本来は微細なホコリを絡め取るためのものなのだろうが、うちではほとんど使い捨ての座敷箒として使っている。汚れても4週間ごとに交換するだけだ。掃除道具を掃除するというのは、どう考えても無駄である。
ダスキンモップと強力なタッグを組んでいるのが、同社が提供している「ダストクリーナー」である。これは言うなれば据え置き型の掃除機で、そこまでゴミを掃いていって、電源ONで吸わせるわけだ。電動チリトリ的な感じである。もちろん、モップに絡みついたホコリもこれに吸わせることで、ある程度モップも綺麗になる。
僕は腰痛持ちなので、腰を曲げてチリトリでゴミを取るという行動はなるべく避けている。そういう理由からも、このダストクリーナーは大変重宝している。そうは言っても屈んで電源は押すのだろう、という意見もあると思うが、このてっぺんにある大きなグレーの楕円形が、電源スイッチだ。これはどう考えても「足で押せ」というアフォーダンスを示している。いやホントは違うと思うが、勝手にそう解釈するのである。普段はダイニングに置いてあるが、延長コードを繋いである程度移動できるようにしてあるので、階段で集めたホコリもこれで吸い取っている。
案外これに類似する商品というのはないようで、強いて上げれば谷村実業の「ダストスイーパー」が近いようだ。ただこれはかなりボディが大きく、価格も1万数千円するので、4週間302円でレンタルできる「ダストクリーナー」が現時点で最強であると申し上げておきたい。(了)
この記事を、以下のライセンスで提供します:CC BY-SA
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