
2024.04.09 TECHNOLOGY コントリビュートこそが価値の源泉! 日立所属CNCFアンバサダーが考える、ビジネスとOSSコミュニティのWin-Winな関係

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- OSSに興味がある技術者
- 企業の技術戦略に関心があるビジネスパーソン
- 日立製作所の技術およびOSS貢献に興味を持つ人
- クラウドネイティブ技術の折衝役や推進者
- OSSコミュニティの動向に興味のあるITプロフェッショナル
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日立製作所は、1990年代からLinuxカーネルの強化などによってOSSコミュニティに貢献し続けてきた、国内におけるOSS活動の先駆者的な企業です。2015年に設立したOSSソリューションセンタを通じて、会社としてのOSSコミュニティへの貢献と顧客へのOSS活用提案を強化しています。同センタの田畑義之さんは、顧客の課題解決にOSSを用いて提案しながらOSSコミュニティにも積極的に関わっています。彼は特にKeycloakの開発に参加しており、その技術力が評価されています。
田畑さんは、2023年11月にCNCFのアンバサダーに就任しており、その背景にはクラウドネイティブ技術の普及やOSSコミュニティとの更なる連携を目指す中長期的な戦略があります。この取り組みの具体的な内容や彼の中長期的な目標についてのインタビューが記事の中心になっています。
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株式会社 日立製作所(以下、日立製作所)は、OSS(オープンソースソフトウェア)活動の継続において国内有数の歴史を持つ企業です。
1990年代からLinuxカーネルの強化をはじめ、メインフレーム時代からの様々なノウハウを活かす形で多様なOSSコミュニティに貢献してきており、2015年には専門部隊である「OSSソリューションセンタ」を設置。会社としてのOSSコミュニティへのコントリビュート(貢献)と、顧客への積極的なOSS活用提案などを強化/促進してきました。
今回は、同センタのシニアOSSコンサルタントとして活躍している田畑 義之さんにお話を伺いました。顧客の課題解決に向けてOSS活用を提案しながら、OSSコミュニティへのコントリビューションも進める田畑さんは、これまでKeycloakの開発にも参加され、高い技術力を駆使してお仕事されている人物。2023年11月には、世界最大級のクラウドネイティブを推進する団体であるCNCF(Cloud Native Computing Foundation)のアンバサダーにも就任されています。
なぜアンバサダーになったのか、具体的な取り組みや、中長期的な目標など。じっくりとお話を聞いてきました。
* 記事の内容は取材当時(2024年2月)のものです。
* 日立製作所のOSSソリューションセンタについては、以下の記事でも取り上げているので、併せてご覧ください。
▶︎OSS活動を自分の仕事に。日立Keycloakメンテナー×Qiita開発マネージャーが語るOSSのやりがいと論点
▶︎日立のエンジニアライフの実態とは?超エンジニアドリブンな、OSSセンタのワークスタイルに迫る。
▶︎日立OSSエンジニア×Qiita元CTO。なぜ日立製作所がOSSに注力するのか?全文はこちら