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この記事は、コンピューターの基本的な機能の一つである「Undo」について詳細に説明しています。Undoは、お絵かきアプリで利用できる機能で、間違えて描いたものを簡単に取り消すことが可能です。これにより、ユーザーは失敗を恐れることなく作業を続けられます。この「Undo」機能はコンピューターの記憶力を活用したもので、紙で作業する際にはできない特別なサポートを提供します。しかし、似ているようで異なる「戻る」ボタンも存在します。戻るボタンはインターネットブラウジング時に使われ、単純に前のページに戻るだけであり、直前の動作をキャンセルすることはできません。この違いを理解することで、ユーザーはコンピューター操作をより正確に行えるようになります。この記事では、これらの機能の違いを、具体例を挙げて親しみやすく説明しています。
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【第5回】無かったことにできるしくみ──コンピューターのすごいところ
サイボウズのプログラマーの"プロさん"に、コンピューターやプログラミングについて聞くシリーズ「プログラミングって?」。今回は、コンピューターのすごいところについて話してもらいます。
コンピューターの機能の一つに「Undo(アンドゥ、取り消し)」がある。失敗しても"無かったこと"にできる機能だ。お絵かきアプリなどで使ったことがある人もいるかもしれないね。一方、インターネットを見ていて前のページに戻りたい時に使う「戻る」ボタンとは似ているようで違う。どう違うのだろう。
※この連載は、毎日新聞社発行の月刊誌「NEWSがわかる」で連載している記事の転載です。
大発明の「Undo」機能
みんなもお絵かきアプリで直前に描いたものを取り消したことがあるだろう。実はそれはコンピューターのすごい機能の一つなんだ。「Undo」(アンドゥ)機能といって、直前にしたことを取り消すことができる。絵の具やペンで描き間違えてしまったら、紙だとまた描き直さなければいけないけれど、コンピューターは自動で記憶してくれているから、Undoボタンを押せば失敗してもその手前に戻ることができるんだ。 間違えても元に戻ることができるから、人間は失敗を恐れずに気楽に描けるようになったんだ。失敗をなかったことにしてやり直せるなんてすごい機能だよね。
「取り消し」と「戻る」は違う
(転載元:ニュースがわかる・発行:毎日新聞社/イラスト・斉藤恵/©サイボウズ/毎日新聞社 2017)やってしまったミスを取り消すUndoボタンと似ているボタンがある。それが「戻る」ボタンだ。一見、同じだと思うだろう。でも、戻るボタンは直前の操作をなかったことにはできないんだ。インターネットでショッピングをしていて、購入ボタンを押したあと、やっぱり違うものにしようと思って戻るボタンを押しても、それは前のページに戻っただけ。購入したことをキャンセルすることにはならないんだ。「戻る」は「取り消し」ではないということだよ。英語で言うとUndoではなく「Back」だね。前のページに戻るボタンと、お絵かきアプリのUndoボタンは、その働きや意味が違うんだ。
2017年1月25日【第1回】 プログラミングってなんだろう? 2017年2月 9日【第2回】プログラムで動くもの──ごはんを炊く炊飯器もプログラミングで? 2017年3月 1日【第3回】人間を支えるプログラム──プログラミングって? 2017年4月 5日【第4回】スマホはどういう仕組みになっている?──スマホのなかのこびとたち 2015年7月31日プログラマーって何しているの? IT企業の中身はどうなっているの? 中学生が聞いてみた タグ一覧
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