株式会社日立製作所

2022.11.28 TECHNOLOGY タイの発電公社と電力需給バランスの最適化を推進!日立製作所が取り組む、デマンドレスポンス実証プロジェクトを探る

この記事のAI要約
Target この記事の主なターゲット
  • エネルギー業界に興味のある学生
  • 電力業界の専門家
  • スマートグリッド技術に関心のある技術者
  • タイのエネルギー政策に関心のある研究者
  • 電力自由化に関心のある一般消費者
Point この記事を読んで得られる知識

改正電気事業法が2016年4月1日に施行され、日本における電気の小売業への参入が全面自由化されたことにより、消費者は電力の提供先を自由に選べるようになった。この全面自由化に至るまで、電力の市場は段階的に自由化されてきた経緯があり、発電の自由化は1995年に、デパートやスーパー向けの電力自由化も2005年までに実現されている。このような背景の中で、電力の自由化時代を支える技術としてスマートグリッド技術が注目されている。日立製作所では、タイ政府が主導するエネルギー政策と協力して、タイのEGATと共に電力需給バランスの最適化を目指した制度設計と実証実験を進めている。日立のプロジェクトメンバーがどのようなビジョンを持ってこのプロジェクトに携わっているのか、その取り組みが取材されている。

Text AI要約の元文章

2016年4月1日、改正電気事業法が施行され、電気の小売業への参入が全面自由化されました。これまで電力は各地域の電力会社だけが販売していたのですが、この法改正施行によって、私たち消費者が電力の提供先を選択できるようになったのです。

2016年の改正法で「全面」自由化されましたが、それまでも領域を区切った自由化は着々と進んでいました。例えば発電の自由化については1995年時点で実現していますし、デパートのような大規模需要家やスーパーのような中規模需要家に向けた自由化は複数回にわたる法改正によって2005年までに実現してきました。

今回はそんな電力の自由化時代において欠かせない、スマートグリッド(次世代電力網)技術について、日立製作所メンバーの取り組みを取材しました。日立では現在、タイ政府が主導するエネルギー政策に基づき、タイの発電公社(Electricity Generating Authority of Thailand(EGAT))とともに、電力需給バランスの最適化に向けた制度設計・実用化の実証実験に取り組んでいます。具体的にどのようなプロジェクト内容で、どのような未来を見据えて日々事業を進めているのか。プロジェクトメンバーにお話を伺いました。

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